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多摩ねこ日記~1185

2017.03.19

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茶トラねこ達のおぃちゃんを訪ねてみました。ここには茶トラの猫が4匹いますが、名前までは付けられてはいません。そして、以前から猫用の水が準備されていないことに気づいていました。
その時にすぐ私が持参すれば済みそうなことでもあるのですが、当時のおぃちゃんは「猫のための水」を置くという概念が全くなかったのです。
そこで、先月は特に用事がなくても、なるべくここに立ち寄るようにしていたのです。たわいもない世間話から猫の話など、とにかくコミニュケーションを深め、その回数を多くすることに努めました。
そんな事を重ねながらも、さりげなく水を準備しておくことの大切さをポロッと会話に挟んでいたのです。

おぃちゃん達も性格などに大きな個人差があります。おしつけがましいと思われると反発心が芽生えることもあり、なにより身近にいる本人が理解し納得できない限り、継続的な猫の水も準備もできない訳です。そうなると困るのは猫です。個々の性格や空気をいち早く読み取り、まずはおぃちゃん達の立場にたって考えることができれば信頼は築けます。

今日、伺うとおぃちゃんのテントの前に猫用の水が設置されていました。後からもそもそとテントから身を乗り出したおぃちゃんは私の顔を見て「水があるよ」と言って笑ってくれたのです。
水を入れる器は私が指摘したようにかなり大きな物でした。これなら夏場のような暑い日が続いても比較的に水質が悪くなりにくいのです。おぃちゃんはちゃんと私の話を納得して聞いていてくれたのです。

場所を移動してジロウやモモ達の所に行きました。おぃちゃんは椅子に腰を下ろして一休みしているところでした。たまたま、猫たちは四方の草むらに散らばっているようで、姿が見れたのはスミレだけでした。物静かなおぃちゃんだからか、猫たち(6匹)もとても穏やかな性格です。
東京都立川市~国立市~府中市を回りました。

コメント一覧

YUKA 2017.03.20(月) 10:46 修正

よかったですね!

ねこやしき Mail 2017.03.20(月) 10:58 修正

少しづつ暖かくなり、厳しい環境で生きる人たちと動物たちにとって、多少なりとも楽であれば、と願う日々です。
その気持ちは、そこに毎日足を運ぶ小西さんご夫妻を思う時も同じです。
多摩猫のカレンダーを毎日見ては、湧き上がる感謝と悲しみです。
長い年月来る日も来る日も本当にありがとうございます。
猫たちの生活を少しでも良い方へと変化させるのは、小西さんご自身が動いて改善させる努力も並大抵ではないのはもとより、おいちゃんたちのプライドを傷つけずに気持ちを動かして働きかけることにより、猫たちに良い影響が及ぶようにする、というのは、本当に巧みさが必要とされる、またもどかしい骨の折れる仕事だと思います。
ご自身を費やすことをいとわない、懸命な努力に深く深く感謝いたします。
どうか、危険や心無い人たちの心を病ませる言葉など、またお体に気を付けて活動なさってください。

きのこ Mail URL 2017.03.20(月) 15:29 修正

水の大切さをありがとうございます。
我が家に来る外ネコ用水は、大きなお茶碗洗いの入れ物に毎日たっぷり入れて置いてあります。これからも、忘れずに新鮮水を用意いたします。
内ネコさんにゃんもネコ食堂の水の入れ物よりも、台所のシンクのお茶碗洗いの入れ物の水が好きです、月ノ介は水道水チョロチョロに口をつけて飲んだり....。
おいちゃんたちへの小西さんの気配り、すごいなあ....。

小西 修 2017.03.22(水) 17:56 修正

YUKA 様 / ねこやしき様 / きのこ様
おぃちゃんが立派な水入れを用意してくれたのでホッとしました。河川敷に暮らす方は日々が自転車操業、生きることに必死ですから、それ以外の事をお願いするには人によってはとても時間がかかります。無理もない話です。
自らの生活が苦しくてもある程度率先して遺棄された猫を守って下さる方もいて、そのお蔭で今いる猫たちが生きていけたり、また保護して新たな飼い主さんのもとに届けることもできます。
十人十色ですが、忘れてはいけないのはすべての方に謙虚に接することだと思います。普段の会話のなかからその人の長所を見出してあげれば良いことで、そんなに難しいことでもありません。
でも、河川敷に生きる人と猫は厳しい環境のなかで今日という一日を必死に生きています。明日の事は分かりません。犬猫や困っている方などの苦痛が少しでも和らぎ、片時でも心が安らぐことを願っています。