2017.04.17
河口付近の猫たちの様子見をしてきました。目の前には無縁仏堂が川面に突き出るように設置してあります。これは東京大空襲や水難などで流れ着いた人々を弔うためにあるものです。
所々にいる猫たちもご飯の時間が近くなるとそれとなく姿を見せてくれます。腹時計とは実に正確なものです。
付近に暮らすおぃちゃんやおばちゃんにも猫フードや日用品などが足りていないところには支援物資をお渡しして回りました。近くでは先週も成猫が遺棄されたようですが、その翌日から姿は見えなくなったそうです。
相変わらず飼い猫を生ゴミ同然に捨て去る人が絶えません。教育がなされていないこの国に生まれる犬猫は不幸と言えるでしょう。
久々に会えたおぃちゃんともいろいろとお話ができました。辛いことの多い河川敷の暮らしですが、愛情に包まれた犬や猫たちの存在がどんなにかおぃちゃん達の心の支えになっていることか計り知れません。
帰り際におぃちゃんが今朝採ったというノビルをおすそ分けしてくれました。「これくらいの事しかできないから」と一言。