2017.11.08
今日一日はゲン(♂)の安否確認に費やしました。ただでさえ足元の悪い場所なので時間がかかり、他の予定もすべて変更しての捜索でした。案の定、台風から日にちが経っていてもまだたっぷりと水を含んでいて何度も両足をとられます。ズブズブと膝まで沈んでしまい歩けなくなってしまいます。
なぎ倒された大木や行く手をふさぐガレキ、めくれ上がった河原の地面を移動しているうちに今更ながら何だかこの場所にゲンがいたことそのものが悲しくなってきました。
こんな時はまだ柔らかい汚泥の表面も観察します。足跡があれば生きているという事でもあります。もしかして、猫(ゲン)の足跡かも ? と思ってみたり、ワラをも掴む思いです。しかし、泥に残された足跡の大半はタヌキと鳥、それに少しの犬の足跡でした。
今日の限りではやはり実際に現地に足を伸ばすと、正直「絶望的」な気分にもなります。しかし、同時に過去の経験もふまえて「ゲンは勘のいい賢い猫」でもあります。今は私の脳裏を希望と絶望が交互に行き来している感じがします。
もう少し水が引けばもっと広い範囲まで捜してみたいと思います。