ハコ(♀)やラビ(♂)達がいる所のおぃちゃんに会いに行きました。おぃちゃんは私が来たことに気遣って姿の見えないハコの名を呼んで探してくれましたが、いつまで経っても出てくる様子はありません。
どこか遠くに出向いていると思いきや、ハコはおぃちゃんの小屋の屋根の上から私たちの様子をずっと前から見ていたのです。目が合うと、見つかったかと言わんばかりの仕草を見せて急に屋根から飛び降りてきたのです。
夕方近くになり、ご飯の時間になるとおぃちゃんがハコの好きなドライフードを準備してくれます。食べ終わったハコはすぐに近くのクルミの木に登り、遠く富士山の方向に沈みかける夕日を見てたそがれていました。
その頃になると決まっておこぼれのフード目的にキジトラ柄の猫が来るようになったのは最近のことです。どうやら、去年の年末あたりに付近に捨てられた猫のようです。遠目に見るとのんびりとした猫に見えますが、人間が動くと機敏に逃げてしまいます。おぃちゃんはこの猫の分のフードもちゃんと用意してくれます。
今日は嬉しいニュースがあります。
キー(♀,1歳)にこの上なく素晴らしい飼い主さんが見つかり、我が家のカミさんが本日無事にお届けを済ませることができました。
去年12月12日に棄てられ、カミさんが翌13日に発見して、その後に健康診断(エイズ,白血病=陰性)と避妊手術をしてリリースをした猫です。日々のキーの様子はその辺りに捨てられている先住の成猫に追い払われてまともに食べ物にありつける状況ではありませんでした。まさにまだ1歳のキーにとっては戦場のような場所でもあったのです。
そんなこともあって1月11日に再度保護して健康診断をお願いし、そしてそのまま病院で預かって頂いていたのです。キーの生涯を終生安全で幸せな場所にと手をあげて下さった飼い主さまはお人柄についても何につけても申し分のない素晴らしい方です。こんな方のもとで暮らせるキーは幸せ者です。
夜は-2~-3℃になる現場でのキーの事を思い出すと、今は私自身も涙が出るほどの幸福感を感じております。
れい 2019.01.20(日) 00:39 修正
こんな寒い冬に、今まで飼っていた猫を捨てるなんて。夜から朝にかけての寒さと空腹で、弱ってしまうでしょうに・・・。特に、今までの環境からの激変に、どれほど不安と恐怖を感じているか、考えるだけで可哀想でなりません。そんな猫達に温かな愛情を注いでくれる小西さんご夫妻、ホームレスの方々、本当に有難うございます。最近捨てられたキジトラの猫やほかの猫も、なんとかこの冬を乗り切れますように。それにしても、キーちゃんは良かったですね。美智子さん、新しい飼い主さん、有難うございます!