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もう一つの命に光を・・・

2009.07.29

 ブログ「辛い日々の中で」で保護した一匹の猫についてお話します。「うーちゃん」という名前をつけて保護して約6ヶ月が経とうとしています。(里親募集をしているシャム系mixです。)
 
 実は、この猫はトントンと同じ飼い主さんに飼われていた猫です。
 飼い主を亡くし、安心して寝れる小屋も失い、途方に暮れる
命・・・・。保健所に通報されたトントンの命を最優先し、
はるか34キロを緊急移動させました。
 トントンのお世話を毎日する中、忘れてはならない、もう一つの
小さな尊い命の事が頭から離れませんでした。
 
 やり残した事がある・・・その思いで向かいました。

 厳しい環境であっても、優しい飼い主がいてくれた。その飼い主がもう居ない・・・状況は更に過酷になっていました。
 お尻に深い傷を負って弱って、食欲が無くなり、ガリガリに痩せ細ったその猫の姿を見て、このまま死なせる訳にはいかない、運命をこのままにする訳にいきませんでした。この猫を助けると決めました。
 この猫を一番心配してくれてたホームレスのおばさんに、
「大丈夫です。病気を治します。そして里親募集もして飼ってくれる人を探します。安心してください。」と言って家に連れて帰りました。
 その体は2.5kg・・・とにかく傷を治しながら、体力回復の為に栄養をつけさせる事に専念しました。傷も完治して日に日に食欲が増し体重が増えてきました。
 ただ、保護して初めてオシッコをした時にこの子の体の異変に気がつきました。大量に出る尿・・・固まる砂が固まりきれず、大きな水溜りができてしまい、後肢はそのオシッコに浸かってびしょびしょに濡れてしまうのです。普通の猫の4~5倍の尿量です。
腎臓がやられているとすぐに思いました。
まだ3歳という若さで腎不全・・・これが厳しい環境で暮らす猫達の宿命でしょうか・・・切なくなります。

 病院に連れて行きました。血液検査、FeLV/FIV検査。体重も少し増えて2.9kgになってました。一番心配なのは、どんな病気が潜んでいるかも分からないという事です。
でも、保護する時にその覚悟はしています。
それによって里親がつかない事もありますので、自分が飼う覚悟を
しています。検査の結果、やはり腎臓機能がかなり低下している事が判明しました。その日から食事療法と投薬が始まりました。
便も出す時に苦しんでました。カチカチの固い便、かなり大きく量も多いのです。
 うーちゃんはトントンと同じで人間が大好きで人間を信頼してます。映画の試写会でトントンとうーちゃんがベッドで一緒に寝てる
場面を観た時、驚いて思わず涙がこぼれました。飼ってたホームレスさんがきっと天国から「この子達をお願いします」と言ってるようでした。
 うーちゃんはかなり元気になって体重も4kgにまでなってきました。里親募集は半ば諦めておりました。そんな時、思ってもみない
連絡が入りました。
 Iさんという人から、うーちゃんを我が家に迎え入れたいと
仰って下さったのです。私は耳を疑ってしまいました。そんな奇特な方がいらっしゃるのかと。しかし、Iさんのお考えやお気持ちを伺いながら、そういうハンデを抱えている猫を迎え入れてあげたいという強いお気持ちに触れて、涙が込み上げてきました。
 Iさんは元獣医さんでもあり、可哀想な猫達を救ってあげたいと
いう思いがおありで、本当に素晴らしい方でした。私達の活動を知って感動してくださり、うーちゃんを助けたいと申し出て下さったのです。