記事一覧

飼い主さん募集 !

2009.09.24

ファイル 192-1.jpgファイル 192-2.jpg

 9月の長い連休は河川敷は普段と違って、たくさんの人達が集まってBBQをして飲んで騒いで楽しんでいます。
5日間、猫達にとっては緊張の連続です。
草むらで一日の半日以上身を潜めているのですから・・・辛抱強く耐えてくれて・・・すまないなと思いつつ私も猫達の安全確認をしながら見回りました。ひっそり隠れていてもお腹は空いて空いてしょうがありません。
連休中は私が来ると同時に草むらから恐る恐る腰が引けたまま出てきて、後ろを振り返っては餌を食べ、音に怯えながらも大きな口を開けて飢えて食べました。そしてまたすぐに草むらの中に飛び込んでしまいました。猫達は食後に見せる毛づくろいもできません。
危険な日もありましたが・・・なんとか猫達も無事でしたので、何よりです。

 9月12日の雨降る肌寒い日に捨てられた子猫も、ほんの少しの注意力が欠けていたら救えなかった命かもしれません。いつもの
世話の後、後片付けをしている時に、何か、かすかな声がしたのです。野鳥も多いので、鳥の鳴声かと思う時もあります。耳を澄まして待ちました。するともう一度鳴声がしました。もしかして・・・
あたりを見回し、声のする方を探し回りました。なんと、猫達の小屋の中の奥で小さくうずくまっていました。子猫は怯えて激しく威嚇してましたが、それでも手を伸ばして触ると・・・人の家で産まれた猫は手が触れると同時に安心するかのようにおとなしくなります。

 雨が降る日は人が殆ど来ないので人目につきませんので遺棄する
人間にとって好都合なのです。そして仕事が休みの土日も捨てられる事が多いです。12日は土曜日で雨でした。
猫小屋の中に放り込んで捨てる人間・・・子猫だけでなく、年老いて病気で瀕死の猫も捨てられた事があります。他にも死体も投げ込まれた事もあります。数え切れない命を粗末にされました。
一番悔しいのは、訳も分からず捨てられる猫達本人でしょう。

虐待する人間、遺棄する人間・・・どれも人間。
その人間達の犯す罪に対する意識が変わってくれるには
どうすれば良いのか、それを考える事が大事だと思います。

 子猫を私が気がついて助けれたのは、子猫が鳴いてくれたお蔭です。一瞬鳴くのが遅ければ、気がつかずに移動していたかもしれないのですから。子猫が捨てられたのは一匹であったかどうか・・・
もしかすると兄弟もいたかもしれないのです。毎日それも気になって注意して見ているところです。

 本日(24日)、子猫を病院に連れて行きました。
風邪も完治してましたので、子猫は健康そのものです。

  ★子猫は♂の生後3ヶ月位です。
 血液検査の結果、Felv/Fiv どちらも陰性でした。
 駆虫済(レボリューション使用)、3種ワクチン接種済
 体重は現在850g、トイレ躾済、正常便 です。

 とても懐いていますので、触られると喜んで甘えます。
食事は現在、子猫用ドライフード、ウェットタイプどちらも好んで食べてます。とても元気です。

 良い飼い主さんと巡りあえますよう、幸せになってくれる事を
心から願っております。

 みなさん、いつも温かく見守ってくださって
心から感謝いたしております。有難うございます。

 小西美智子

 

コメント一覧

mm 2009.09.24(木) 23:58 修正

人の意識が変わるのは本当に難しい事ですよね...

そういう日が来るためにも出来る事から始めたいです。

猫好き 2009.09.25(金) 04:25 修正

小西さんご苦労様です。

雨の日に捨てられていた子猫、見つけてもらえて本当に良かった。
きっと子猫の精一杯の命の叫びだったんですね。
雨と飢えと恐ろしい程の不安の中でよく生きていてくれましたね。

美智子さんが言われる様に、人間の罪の重さを感じさせ意識させる事は大事ですね。
先日3夜連続でフジテレビのニュースJapan・命の現場を見ました。
一日目は深夜まで繁華街であまりにも生後間もない犬や猫を扱って営業しているペットショップ、二日目は繁殖だけを目的とし不衛生な中病気の治療もしない悪質なブリーダー、三日目は殺処分される犬達の様子・・・。
涙が止まりませんでした。
全ては、人間の命にたいする意識レベルの低さが招いた罪です。

動物愛護週間に因んだ放送だったと思われますが、犬や猫達の苦しみは毎日続いています。
その現実を私なりに一人でも多くの人に訴え続けて行きたいと思いました。

新聞にも載っていましたが、熊本市の動物管理センターでは、殺処分ゼロを目指し安易な動物の引取を徹底的に拒否し、しつけ教室を開いて飼育を続けさせたり、飼い主を説得し今では殺処分される数が13年前の約20分の1にまで減ったそうです。
全国的に『殺す』施設から『生かす』施設に変わって欲しいものです。

I.M. 2009.09.25(金) 08:42 修正

美智子さん、ご苦労様でした。
オメメがクリッとしていて耳も大きく、とても利発そうな子ですね。きっと素敵なご縁に巡り合えることでしょう。
猫好きさん、私も三日間連続で見ました。辛い現実は一体いつになったら終わるのでしょうね。
でも、犬は狂犬病予防法があり、登録制がありますからまだいいです。猫は犬の数倍の殺処分数です。純血もミックスも犬も猫も同じ一つの命。生まれたばかりの子供を誰かに奪われて命を消されたら、その相手を恨まない人間はいないと思います。一生をかけても相手を探し出して・・・。犬や猫には感情なんてないという人もいます。でも、もしそうであれば、愛玩動物として長い年月人間に傍らに置いてきたとは思いません。命を大事にしてほしいですね。そして、今朝NHKのニュースで「犬と猫と人間と」を特集していました。一般上映も始まろうとしているそうです。小西さんも関わっておられましたね。年明けには私の住んでいる地方でも上映されるそうなので、必ず見に行きます。小学校や中学校、親子で見る機会を作ってほしい映画です。子供たちが大きくなった時代には、命を粗末にする人間がいなくなるように。

まこと 2009.09.25(金) 11:17 修正

小西様 美智子様

ああ、きれいにして貰いましたね、なんて可愛い仔なんでしょう。
本当に、「命」に対する意識の低さ、あるいは生き物たちを
「物」としてしか捉えられない感性の貧しさ、その様な
人間にどのように教えてあげればよいのか。
難しいことです。方程式も、ルールも、決まり切った
フレーズも、何も通用しない人にどうしたら・・・
頼るのはその人が本来人間として最低限持ち合わせているであろう
「良心」というものに僅かな希望を持つ事しか
出来ないのでしょうか?
頑な、優しさの無い、凶暴な、残忍性あふれるその心が
物言わぬ生き物たちの可愛さに少しでも触れた時、岩のような
その心が粉々に崩れて、僅かな優しさを取り戻してくれたら
私は嬉しい。その人の手をとり、有難うと言いたい。

ねーねー URL 2009.09.25(金) 12:18 修正

小西さん、美智子さん、こんにちは。また捨てられていたのですね・・・季節と3兄弟ということも重なって、しーたんが捨てられそうになっていた事を思い出し、お腹の底から怒りが沸きだしました。いけない、いけない。美智子さんに助けてもらえてよかった!もう我が家は手一杯で里親になってあげられないけれど、心からステキな里親さんが見つかるよう、お祈りしています。

ヒゲ Mail 2009.09.27(日) 15:33 修正

この季節は河川敷に集まる人間たちが多いので、ネコちゃんたちは嫌な思いをして大変なですよネ。仔猫ちゃんは元気になってくれて小西さんご夫妻のおかげです。
小さな命たちを捨てる人間の心が私にはわかりません。動物愛護ボランティアをして4年が立ちますが、これからも私なりに小さな命を助けていきたいと思っています。どうぞ季節柄お身体ご自愛下さいませ。これからも応援しています。