3月9日、今日は降りしきる雨、時折みぞれが混じる寒い中で猫達のお世話に回りました。今年の冬で今日が一番寒く作業も辛く感じました。雨の中で7箇所を回って飢えて待ってる猫達のお世話をするのですが、正味2時間の作業は手の指先がちぎれそうになる位痛くて、指が思うように動かなくなり、歯を食いしばって痛みを我慢しました。猫達も冷たい雨に濡れ、それでも焦って食べてましたが、お腹一杯になるとあっという間に小屋に入りました。
冷え込んでるので多摩川の水面全体からは湯気の様な蒸気が一面立ち上がり、ゆらゆらと流れていく幻想的な光景でした。
ホームレスさん達はこんな日は小屋から一歩も出ません。ひっそりとしています。
Aさんも同じく、猫達と一緒にテントの中でじっと耐えていました。入り口のシートをほんの少しだけめくって頂いて、食べ物だけお渡ししました。冷たい風が入り込んでは申し訳ないので雨の日は長居せず遠慮します。でもAさんは優しくて、雨の日でも私が来てくれるのを知って、温かいミルクティーを作って私に差し出してくれた時もあります。
「寒いから中に入ります?」と言って下さり、Aさんのせっかくのご好意や気持ちが嬉しくて、本当に狭いテントの中にオジャマさせて頂いた事もあります。猫のサンタとタマコは差し上げた猫ベッドで寄り添って寝ていて、カラスはダンボール箱の中でおとなしくしていて、そこには狭いながら心温まる小さな一家団欒の幸せがありました。
この家族を見ていると早く本当に幸せになって頂きたいと願わずにいられません。Aさんとは色んなお話をしています。
ただ、Aさんは今はまだ生活保護を受ける気持ちになれないでいます。頼る身内もなく、これまで孤独で辛い経験をしてきた人です。傷ついた心や精神的疲労は計り知れません。Aさんの気持ちは察してあげなければなりません。今はゆっくりAさんと猫達が食べる事に困らないように食べ物や必需品、支援金をお渡しして見守っている所です。
Aさんと知り合って丸二ヶ月になりますが、河川敷でタマコもサンタも一時体調を崩したり、ケガをした時もありましたが、治療して今は良く食べて元気になって過ごしています。Aさんは、「いつも気にかけて頂いて感謝してます。有難うございます」といつも丁寧にお礼を言って下さいます。Aさんの身の安全のためにも、これからも毎日ずっと見守っていきます。そしていつか、本当の安全な住まいを見つけてあげたいと思っています。一歩一歩、その実現のために時間はかかりますが、最終的にAさんが喜ぶ形にしてあげれるよう努力したいと思います。
皆様にはいつも見守って下さいまして、感謝の気持ちでいっぱいです。Aさんについてはこれからも少しずつご報告させて頂きます。どうぞ、長い目で見守って頂けたらと思います。
小西美智子
I.M. 2010.03.10(水) 08:45 修正
美智子さん、いつもありがとうございます。Aさんも厳しい冬をあと少しで乗り越えられますね。辛い環境なのに、タマコ、サンタとカラスを見捨てる事無く。どうか、一日も早く本当の意味での春が訪れますようにお祈りしております。しばらく暖かかったのに今回のように寒波が戻ると体に堪えます。皆さん、体調にご留意ください。