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里親募集・・・それまでの経緯のご報告(1)

2010.07.25

 目が不自由な2匹の子猫を保護して9日目となりました。子猫は食欲がすごくて、栄養を摂って健康な体になってきました。
 この可哀想な子猫を保護するに至った経緯をご説明致したいと思います。
 
 実は、あるホームレスさんが飼っている30匹近い猫達の現場を
支援しております。おじさんの今後を考え、そして今いる一匹一匹の猫達の身を案じて、少しでも良い方向へ向かうために努力しているところです。

 府中の河川敷に猫達と生活しておられるKiさん、人柄がとても優しく穏やかで礼儀正しい、動物に優しく、人に対してもよく気配りされる素晴らしい方です。
 今、そのKiさんの猫達の数が28~30匹になってしまってるのです。自分が食べる事も大事ですが、Kiさんもこの30匹近い猫達を飢えさせないために一生懸命餌を与えて頑張ってお世話されています。
 Kiさんがどうして、こうなってしまったのか・・・・
これもやはり、2007年の台風が原因でした。全てが跡形も無く濁流に呑まれて流れていったあの恐ろしい体験の後・・・
ヘドロ化した小屋の上に一匹の猫が呆然と立っていたのです。
その可哀想な猫を救ったのがKiさんなのです。

 Kiさんは生き物が困っていたら助けてやる人です。

 一匹の猫はおじさんにご飯を貰う事で生き延びて一緒に生活をしていました。食べ物があるおじさんの所に路頭に迷った猫が集まってきたのと、その猫達の間で子供が産まれていったのです。
 子供が産まれてしまうのは自然です。ここで猫を増やしてるとか言ってホームレスさんを責める人がいますが、それはそう思う人の考え方に大きな問題があると思います。責めるのは間違いです。
 
 自分も苦しい時に、生きるか死ぬかにいた動物の命を見るに見かねて救った、そのおじさんの気持ちは人間としての純粋な情けです。誰もが本来持っていなければならない思いやりの精神です。

 厳しい暮らしをしているKiさんに猫を増やさない為に手術したくても、高額な費用を出せるわけがありません。それはできない事です。

 その河川敷から近い所にお住まいの人(Hさん)で、最近おじさんと猫達を時々訪ねてフードをお渡ししたりして案じておられ、Hさんから子猫達が病気で苦しんでいる状況を知らされました。
 私が住んでる場所からは府中は遠過ぎます。毎日の猫達のお世話をしているために、府中だけに絞って毎日助けに行く事は不可能です。しかし、とにかく、治療に行く決心をしました。

 7月2日、薬治療のために必要な物を全て準備し、体調が悪い猫達のために栄養食、a/d缶、良質のフード、カロリーエース、ペット用牛乳などの支援物資、おじさんへのTシャツや下着、バスタオル、食べ物等も持参して、電車で向かいました。
 駅まで車でお迎えに来て下さったHさんに案内して頂きました。

 10匹以上いる子猫達の殆どの目が感染して炎症を起こし潰れかけていました。Kiさんも心配でたまらない不安な顔をしていていました。下痢をして痩せている子が多く、早く治療しないと大変な事になると思いました。子猫達は生後2ヶ月~3か月位。大きさや同じ柄が多いので、投薬がダブらないように写真を撮りながら、猫の特徴、症状をメモして治療していきました。(治療の仕方は長くなりますので、今回は省略させて頂きます)
 できる限りの治療をして、使用した薬についてKiさんには説明しながら分量など教えて薬を全てお渡ししました。
 Kiさんが次の日から実際にやれるかどうかは分かりませんが、一生懸命に説明を聞いて下さいました。

 その後の子猫達の病気の経過を知るためにHさんと連絡取りながら、そしてHさんも協力して下さいました。子猫達の下痢が良くなって、目がきれいになってる子もいてKiさんがとても喜んで感謝して下さいました。しかし、時間が経ち過ぎて目が重症だった子は手遅れのために両目が失明していて、片目失明の子もいて、その猫達についてはKiさんも毎日つきっきりのお世話をしておられました。
 猫の数が多い上に、失明の子猫を守っていくのは本当に並大抵の事ではないです。

 今後のKiさんと猫達の状況を見守って支援していくには、これ以上の猫達を増やさないために不妊手術ができればと思いました。
 そのためには協力して頂ける人が必要でした。

 猫達を救うために体を張り、強い信念で長年活動しておられる知り合いは一人しかいません。その信頼できる人は往西さんです。
 「ひとりと一匹たち」をご覧になられた方でしたらお分かりかもしれません。保健所に連れて行かれる寸前に救出するために犬のトントンに手を貸して頂いた方です。今回、運良く、お住まいが比較的近い事もあって、お願いしてみました。往西さんはすぐに快く承諾して下さいました。
 対応の速さと行動力にはいつも尊敬と感謝でいっぱいです。

 長くなりますので、また追ってこの続きのご報告をしていきます。

 小西美智子