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犬を救うための決意と覚悟・・・・ご報告

2012.01.31

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 厳しい冷え込みが続いています。毎日河川敷でのお世話や支援回りも寒さに耐えながら頑張っています。
 
毎日寒さの中で飢えて私が来るのを待っている猫達がたくさんいます。そして、苦しい生活のおじさん達とその犬や猫達を少しでも支えるために各所にフードを持参して回って、人や猫達の体調を見ながらのお世話は本当に忙しいです。
 そんな多摩川でのお世話の途中で元旦に出会った可哀想な犬の運命を私は見過ごす事ができませんでした。
この犬は迷い犬でも、首輪が外れて逃げてきた犬でも、なんでも無いというのを私は直感的に判ります。この犬は遠い場所から車に乗せられて多摩川に連れて来られ、飼い主によって首輪を外され遺棄されたのです。その犬の気持ちを思うと居たたまれなくなりました。「ボクはここに連れて来られて、置き去りにされたんだ」と訴える悲しい目は私の心を突き動かしました。なんとか助けてあげたいという思いでいっぱいでした。

 しかし、会いたかった犬との再会の場所は皮肉にも動物愛護センターでした。ここから犬を救い出す事の難しさはある程度想像できましたので、私はとても厳しい状況に立たされました。
 多摩川で私を待っている猫達がたくさんいます。これは本当に休みの無い活動です。その上、この犬を救うとしたら私自身、相当の決意と覚悟をしなければなりません。かなりの重労働と精神力が要ります。
 でも、2010年の年初めに、飼っている2匹の猫と一緒に死ぬ覚悟で河川敷に来た女性(Aさん)と出会い、私はなんとか助けたい思いで覚悟して、必死に動いて助けた経験があります。この時も大変過酷で辛い状況を克服して頑張りました。色んな辛かった経験を乗越えてきた事をもう一度思い出して、頑張ればできる・・・と、必ず犬を救うために、どんな事にも諦めず努力するという決意と覚悟をしました。あの犬の気持ちの味方になり、守れるのは自分しかいないと思いました。

 センターにいる犬を助ける事が何故難しいのか・・・
これは規則の問題です。私が犬を引き取って飼い主を探しますと言ってもそれは許可されません。センターから犬を引き取って一時保護預かりをして里親募集できるようにするには、引き取りができるための契約をしなければなりません。契約は誰でもできる訳ではありません。動物の保護ボランティア活動内容の実績が認められる団体もしくは個人でなければなりません。
 私が犬を助けるためには、この契約をする必要があります。センターの人と何度もお話して、私がこの犬を救いたい熱意は感じて下さりました。17日にセンターと契約を結ぶ事にしました。

 13日~16日の4日間、私は深夜から徹夜作業が続きました。昼は多摩川のお世話、翌日の準備、保護猫達のお世話、一日の全ての作業が終わると深夜3時・・・それから契約手続きのため今までの私達の活動をまとめ実績報告を作成しました。睡眠不足からとても辛い作業でした。精神的にも苦しい日々でした。犬が待ってるから・・・頑張らなきゃ・・・センターに居る犬の顔が何度も目に浮かび睡魔と闘って作成しました。17日、タクシーでセンターに向かい、約2時間で契約手続きを無事に終えました。
その間ずっと、近くであの子が見ていてくれてました。犬にa/d缶やオヤツを差し入れしました。16日に去勢手術を終えたばかりで首には大きな分厚いカラーをしていましたが、全く気にする事も無く良い子にしていて体調もとても良く元気で頑張ってくれてました。ただ、少しストレスが溜まってきてるのか時々吠えました。でもなだめるとすぐに大人しくします。とても我慢強い賢い犬です。散歩が大好きで、センターの人が散歩に連れて行こうとすると大喜びしてました。待っててね・・・必ず迎えに来るから、と撫でて、私はタクシーで帰り、すぐに多摩川のお世話に急いで行きました。

 ブログで犬の里親募集をしてから、できる限りの色んな方にお声かけしてご協力をお願いしておりました。皆さん快くご協力して下さって、知り合いにお声かけして下さったり、動物病院に募集チラシを貼って下さったり、ネットで拡散して頂いたり、本当に助けて頂きました。
 
 私はセンターにいる犬が良い飼い主様と巡り合って、センターから直接貰われていくのが犬のためにも一番とも思いました、が、、
実はセンターの犬の飼い主になるには様々な条件をクリアしないとセンターが譲渡してくれません。
 ①ペット可の住宅、②家族構成、家族全員の同意、③終生飼育、④室内飼い・・などの諸条件の他に、飼い主さんになる人は原則、川崎市内在住。センターで行なっている譲渡前講習会を受講。譲渡後調査訪問の協力。そして、犬の面会は平日のみ可。。。。
とにかく、誓約書の内容も厳しいのです。
 市内在住と限られるだけでも厳しいものがあります。
皆様のご協力のお蔭で、里親希望の方が何人かお申し出がありました。しかし、厳しい条件のためにセンターから直接飼い主さんとして譲渡して頂く事ができませんでした。
 老犬に関しても、私が10日に会った時にすでに、団体の方で引き取られるらしい事を聞いてました。ただ私は老犬は個人のお宅に引き取られて飼われるのが良い形だと思ってましたので、ブログにも掲載してました。いつも多摩猫達を応援して下さってる埼玉在住のとても優しいTさんがご家族で決めて老犬を飼いたいと16日の朝センターに申し出て下さいましたが、断られてしまいました。私も本当に残念でなりませんでした。その日の夕方近く老犬は団体に引き取られていきました。

 元旦に捨てられた犬は必ず私が救い出して、優しい飼い主さんを見つけて幸せになってくれるのを見届けるために、とにかく努力したいと強く思いました。17日に一時預かりで引き取れる契約もできましたので、あの子を守るために一歩一歩、一つ一つ、幸せへの希望の階段を登っていく決心をしました。

 犬の一時預かりをして下さる人は以前、佐藤さんのモモちゃんをセンターから出して搬送する時に車を出して下さったYさんが申し出て下さいました。Yさんは元旦から風邪をこじらせて体調を崩されてましたので無理をさせてはいけないと思いまして、他の方をあたってましたが、なんとか体調回復されまして、私と23日にセンターで譲渡前講習会を受けました。これを受けないと一時預りもできません。

 そして、25日、Yさんのご自宅が犬の一時保護ができる環境として適しているかの調査のため、センターの人が訪問しました。私も行きました。Yさんのご自宅はとても良い環境でした。
これで、いつでも犬を引き出せる事になりました。

 1月30日(月)、川崎市愛護センターに犬を引き取りに行きました。

 センターでの去勢手術¥8.000とマイクロチップ代¥2.000
の計1万円とIDデータ登録代¥1.000の費用のお支払いを済ませました。(センターから引き取られる犬には全てマイクロチップが埋め込まれます。)
 
 そして、皆様に嬉しいご報告を致します。

 犬の新しい飼い主になって下さる人が見つかりました。
 多摩猫達を温かく応援して下さってるAさんからお電話を
 頂きました。
 Aさんの大学時代からのご友人でもあるKさんが犬を見て、
 ぜひ飼いたいと言って下さったのです。
 私とYさん、Aさん、そして飼い主になって下さるKさん
 4人でお会いしました。
 Kさんは犬を見て本当に気に入って下さいました。
 Kさんの優しいお人柄にとても惹かれました。
 Kさんは、犬の名前をもう決めておられました。
 犬の名前は、「ハッピー」です。

 犬は幸せになります。

 Kさんの家にお届けして写真を載せますので、
 またすぐにご報告致します。

 ご協力して頂いた皆様のお気持ちに
 心から感謝しています。 
 
 小西美智子

  
 

 

コメント一覧

I.M. 2012.02.01(水) 08:48 修正

ハッピー、いい名前ですね。
たったひとつの命でも、失われるのと繋がれるのでは大きな違いが有ることは、皆分かっているはず。
それでも、遺棄したり虐めたり殺めたりする。
悲しくなります。
でも、ハッピー良かったね。
これからの君の犬生がハッピーでありますように。
そして、いつの日かその命を幕を降ろすときに温かい気持ちでいられますように。

cyoro 2012.02.01(水) 20:47 修正

小西様
本当に大変な事でしたね。
譲渡がこんなにも難しいものとは知らず、飼い主のお申出があった事で、安心しておりました。
胸の詰まる思いでブログを拝読しましたが、ハッピーと名前を呼んで、思わず涙が溢れました。
ハッピー。
本当にピッタリの名前ですね。
K様とハッピーの幸せを、心からお祈りするばかりです。
小西様、私も自分にできる事を探します。
お体、くれぐれもお気をつけて。

hanako Mail 2012.02.01(水) 21:02 修正

行政の壁は本当に大変なことはよくわかります。
お疲れ様でした。お蔭でハッピーくんは幸せになれます♪いつか幸せになったハッピーくんのお顔が見れることを楽しみにしています。まだまだ苦難の日々が続くと思いますがお体に気をつけて、猫さん達のためにどうぞ宜しくお願い致します。