小西修の動物ドキュメンタリーBLOG

　5匹の子猫を保護して一ヶ月と一週間が経ちました。

いつも多摩猫達を温かく見守って頂いて皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。

　子猫の事でも皆様にご心配をおかけしないように早くご報告をしたい気持ちでいました。
しかし、５匹を保護してからの日々は口で言い表せないほどでして睡眠時間も殆ど無い、忙しさの連続でした。
　毎日お腹空かして待っている多摩猫達のお世話、そして気になる場所の支援回りなども引っ越しの日であろうとどんな事があっても休む事ができません。家に居る病気の猫達のお世話も含めて本当に自分にとっても過酷で目が回るお世話が続いております。
　引っ越し後も猫達の移動も無事に終え、猫達の環境を最優先にして整えましたので、私達の生活はまだ正常ではなく、毎日パンや弁当で凌いでる状態です。
　私は子猫を保護して以来、一度もパソコンを見る事も一切できませんでした、今日初めてパソコンを開いております。
5匹の子猫、家の病気の保護猫達全ての猫達のお世話を一人でやっておりますのでブログを書く時間がありません。
　このままではいつになったら報告できるかも分からない状況ですので、意を決して10分でも15分でも時間を取って、とにかく少しずつでも報告をしていこうと決断しました。
　お世話の合い間に書いてるブログですので、途中で書くのをストップするかもしれません。誤字や文の乱れもご了承ください。

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　4月11日に緊急保護した5匹の子猫達は臍の緒が取れたばかりで、臍の部分に赤みが残ってる子もいました。産まれて4～5日でしょうか。そして、母猫から引き離されてかなりの時間が経過してるため(一日半以上)子猫は動きが弱々しく、体力は消耗している状態でした。運良くОさんによって命を救われた子猫達でしたが低体温になっている子猫達は危険な状態でもありました。
　優しいОさんは翌朝ミルクと哺乳器を買って授乳してくれた事で一命を取り留めていたと思います。しかし、Оさんが作ったミルクの状態はミルクの粉があまりに少な過ぎて殆ど水のようなミルクでした。これでは大事な栄養が取れません。
それでもОさんに助けて貰った命達、Оさんに感謝しかありません。Оさんは箱の中にクッションを入れて下にホカロンも入れてくれていましたが、やはり保温には程遠い状態でした。子猫達の体は手に取ると冷たく、このまま低体温が続けば数時間後に死んでいきます。

　私は保護して帰宅途中もただただひたすらに祈り続けました。
「生きて欲しい・・・」と。
Оさんが助けてくれた命をなんとか救いたいと思いました。
子猫達の生命力に賭けるしかありませんでした。

　保護してから子猫達の体温を上げるためにすぐに保温し続けました。子猫の体は低体温のままだとミルクを飲めません。体温が上がると必ず飲んでくれるようになります。
　保護したその日も私は多摩川のお世話があるため、急いで2時間で世話をして帰って、すぐにミルクを作りました。5匹は保温した効果で少しずつミルクを飲んでくれる状態になりました。(続く)
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　最初にお伝えするのを忘れてすみません。
５匹の子猫達は黒が３匹とキジトラが２匹です。

写真は下手ながらも子猫達の様子を私の携帯とカメラで記録を撮っています。お待たせしていますが２～３日中に掲載します。

　5匹は目も開いてない産まれて5日目位で、体は細くギリギリの体重100gも満たない、手の中にすっぽりと収まる小さな小さな体でした。体力が無いこの乳飲み子達が奇跡的にも順調に育ってくれる事だけを祈って、今の私にできる限りの必死のお世話をしました。

　とりあえず、大き過ぎない段ボール箱の中にペットシーツを敷いてホカロンを入れ、上から柔らかいフリースの敷物等でふかふか状態にして全体が暖かくなるようにして箱を閉め、そして箱全体に毛布を包んで一定の保温になるようにしました。
　保護した翌日、ミルクを少しずつ飲めるようになって少し安心してましたが、私が多摩川のお世話から帰宅して箱の中を開けると大変な状況になっているのが分かり慌てました。
　5匹のうちの2匹が3匹の下敷きになっていたのです。
保護してすぐは半信半疑でしたが、5匹はそれぞれが体力的にも個体差があるような気がしていました。それはミルクを飲んでいる時に子猫の体から私の手に伝わってくるのです。それが個々の生命力の差なのか・・・分かりません。
　とにかく2匹が下敷きになってた事で5匹には明らかに体力差がある事が分かりました。
　少しでも弱っていると体力が無いため、体力がある子猫の方が力も強く上に乗っかってしまうため下敷きにされてしまいます。弱っている子は体力が無い分、動きも悪く跳ね除ける力も弱く、下敷きにされたままで動けなくなるので、もしホカロンの熱で熱すぎる所に挟まれたり、顔を押し付けられて息ができなくなったりすると最悪の場合命が危険な状態となる事があります。全てが順調に元気な子猫達であれば5匹が一緒であってもこんな事は起きません。
しかし、今回の子猫達のケースは本当に死んでもおかしくない最悪なギリギリの状況の中で奇跡的に助かっていると言っておかしくありません。生後1ヶ月と生後5日では体力は雲泥の差です。
目が開いてる子猫なら体力的に頑張れたと思うのです。

下敷きになってた2匹は幸い窒息する事もなく、なんとか回復してくれて、胸を撫で下ろしました。
　しかし、こんな事は2度と起こさないために隔離する事にしました。キジトラ2匹と黒1匹が少し体が小さいのですが、残りの黒2匹は保護してから順調にミルクもよく飲んで体力が付いてきて体調が戻りました。その分、体が少し大きくなっているのです。
　順調に元気になってる黒2匹と別にして隔離しましたので、箱が2つになりました。
　そして、ミルクのお世話も弱い子猫達から順番に優先的に授乳しました。ミルクの回数も弱い子には増やして、少しずつでも飲んでくれて栄養をつけてくれれば必ず元気になれると信じて時間かけて必死のお世話をしました。でも、
先月のブログでお伝えしましたが4/16に一匹が亡くなりました。
飲む量が安定せず、飲めたり飲まなかったりを繰り返し、寝てばかりで体調が完全に戻りきれないキジトラの子(仮名ゴクゥ)を一睡もせずに看病しましたが、その甲斐なくゴクゥは静かに眠るように息を引き取ってしまいました。私も力落としました・・・。

　そして、また一匹、生きて欲しいと願っても叶わず・・・
　小さな体の黒(仮名コクタン)もミルクが飲めたり飲めなかったり、体調が少し上向いたかと思ったら急変して飲まなくなったり・・・、心配のあまり一睡もせず18日に病院に連れて行きましたが、4/19の夜、遂に息を引き取り亡くなりました。
　隔離した弱い方の子猫達がこれで2匹亡くなってしまい、
私は本当に悲しく辛くて辛くて・・・今もゴクゥとコクタンの事を思うと涙が出ます。
　今まで、産まれて間もない目も開いてない子猫を保護して助けた経験は何度もあり、亡くなった子猫もいませんでしたが、

　今回は今まで経験した事のない、5匹が5匹こんなに体力にも個体差があり、順調に回復してくれなかった悲しい結末になった子猫の死を初めて体験しました。・・・本当に努力が報われず、ただ2匹に申し訳ない気持ちでいっぱいです。生きるチャンスを与えられなくて残念でなりません。(続く)

今現在、３匹は元気に成長しています。
そろそろ離乳食に取り掛かっていく予定です。

今後、里親募集もいたします。
どうぞよろしくお願いします。

皆様からの心のこもったご支援にいつも助けられています。
心から感謝しています。

本当に、本当にありがとうございます。

今、朝の４時、これから子猫達のミルクお世話します。

また時間を取って続きをご報告いたします。

どうぞよろしくお願いします。

小西美智子