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タマ猫日記~853

2014.05.26

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今日はシロのおぃちゃん他に支援物資のお届けに行きました。おぃちゃんは高齢なこともあり、アルミ缶の収入はほんの僅かなものです。それでも自らの食を削って猫たちのフードに回しています。猫は7~8匹いますが、今日は一匹も姿を見せてはくれません。
河川敷は北風から強い西風に変わりました。風と風に伴う物音に怯えてどの猫もじっとどこかに身を潜めているのです。唯一、隣の猫だけが風と戯れるかのごとく一人遊びをしていました。

「この風が止んだときが雨の降るとき」とおぃちゃんは言います。多摩川で暮らす方々は当然のことながら天候の変化に関しては敏感です。なので、下手な天気予報よりずっと正確です。いつものように世間話をひとしきりして帰りました。「孤立」とは言わないまでも高齢の方はどうしても周囲の方とは若干の会話のずれがあります。多少でも仲間意識が疎遠になると寂しいもの、いろいろな話を聞いてあげることがおぃちゃんにとって精神的な力になれるのだと信じています。猫フード/食品/支援金(五千円)をお渡ししました。

対岸に渡り何ヶ所かを訪れました。途中で河川敷の一角に見たことのない6匹の猫がいました。勿論、最近捨てられたことは間違いありません。どの猫も痩せて飢えているときの独特の鳴き方をし、恐る恐るではあっても確実に私に近づいて来ます。
こんなふうにして飼い猫を見放す人が後を絶たない現実、日本という国の人はどうしてこんなに欧米諸外国の人と比較して立ち遅れた感覚の持ち主が多いのだろうと繰り返し憤りを感じてしまうのです。
帰宅してしばらく、夜9時頃に西風が穏やかになり雨が落ちてきました。今日はママチャリで往復約45kmの移動でした。