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タマ猫日記~890

2014.09.18

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先週捨てられた子猫を保護しているトラのおばちゃんの所に行きました。13日から薬治療を始め、私が来れない日のためにおばちゃんには薬をお渡しして処方を分かりやすくメモ書きしていました。おばちゃんは今日まで毎日欠かさず薬をしてくれていたようです。

お蔭で今日の具合は透明な目ヤニがほんの少々出ていましたが、他は順調に回復しつつあります。ウンチも良好。あふれる目ヤニで細めていた目も今はまん丸です。しかし、もう少しの薬治療が必要なようです。今日は抗生物質と濃縮高栄養サプリを投与して後日また様子を見に行きます。河川敷の夜は思いのほか冷えます。子猫が入っているケージの中の敷物を暖かくすることは肝要です。
子猫の体調が徐々に回復に向うにつれおばちゃんの表情も心なしか明るく映り、いつもより声に張りを感じます。

この子猫が捨てられ保護されたのは9月3日です。実はその頃の深夜に別の子猫のか細い鳴声を耳にしていた人が複数います。とあるおぃちゃんは鳴声を不審に思い、懐中電灯を手に外に出て見たもののその姿は分からなかったそうです。鳴声のトーンからしてこの子猫の兄弟だろうと周囲の人は皆そう言います。
次の日もやはり深夜に細い鳴声が聞こえてきたそうです。
そして、5日の夜まで聞こえていた鳴声は途絶えてしまったようです。おそらく兄弟だったのでしょう。

多摩川に捨てられた猫はその殆どが餓死・衰弱死します。そして、ほんの少しのきっかけがその猫の運命を大きく左右し、それが生死の別れめになるのです。