記事一覧

タマ猫日記~933

2015.02.17

ファイル 946-1.jpgファイル 946-2.jpgファイル 946-3.jpgファイル 946-4.jpg

冷たい雨がずっと降り続いている多摩川です。悪天候の日に猫のお世話をする方は殆どいないので、カラコ達の所に給餌と健康チェックに向いました。ママチャリを押して現地に到着すると物音を察知した仲間の猫などが気が狂ったように出て来ては引き下がり、を繰り返します。そして、準備ができるまでの間は慌ただしく無鉄砲に走り回り、猫どおしが不用意にぶつかり合ったりしながらも、そわそわと落ち着きません。中には異様な声を発しながら私に近づいたり離れたり。
やはり、数日間はなにも食べていないのです。カラコは普段は絶対に口にしないウェットフードを時間をかけて食べました。どの猫も体調の悪そうな様子はありませんでしたが、よほどお腹が空いていたと見えて、雨の降る中で延々と食べ続けます。特に子猫は食べ過ぎで嘔吐しないかとの心配もありましたが、無事に全員がしっかりと食べておぃちゃんが居た小屋の中に姿を消していきました。

対岸に渡り、とあるおぃちゃんに工具を借りに立ち寄りました。我が家の水回りの修理をするためですが、業務用の工具が必要だったからです。河川敷のおぃちゃん達は様々な資材や工具をお持ちなので何かあったときは助かります。自転車のパンクの修理や調整でも日頃から随分とお世話になっているのです。
気がつけば足元に雨を凌いているコレ(♀)がいました。久々、半年ぶりくらいでしょうか。

実は私は不覚にも右足に火傷を負っています。日頃の行いがよほど悪いのか焼けた肉の部分が骨まで達しているようです。火傷をしたのは1月7日ですが、それからの一ヶ月間は薬と注射の処置が続いていました。そして、表面が固くなった2月9日には麻酔なしでハサミを用い、足の肉を持ち上げてじょぎじょぎと削りとられました。そんな事もあり、満足な歩行はできない状況です。
「じょぎじょぎ」は翌10日、12日と続きました。この直後はその度に生傷になるのでほぼ歩くことは無理な状態です。今は2日に一度通院しています。傷が深いだけに頃合いを診てはまた「じょぎじょぎ」を何回か繰り返して壊死した肉を除いていくようです。自業自得とはいえまったく厄介なことです。

あくまでも自身のことを思うのですが、人間はちょっとしたケガや病気で大騒ぎをしているような気がします。多摩川に放り出され、行くあてもなくこの寒さの中で何日もなにも食べれないでいる猫の数も多いものです。重い病気や想像を超えた大きなストレスを抱えた猫もいます。そして、体の不自由なゲン(♂)だって今日を頑張って生きています。
そんな訳で土手を越えて多摩川の風景が視野に入ると気持ちが「多摩川モード」に切り替わり、足の痛みは感じなくなってしまいます。遠方のシロのおぃちゃんやタゴのおぃちゃんの所にも近々に行かねばなりません。