ご無沙汰をしていたタゴのおぃちゃんはお元気でした。若い頃から体を動かして働いてきたおぃちゃんは90歳にして筋肉粒々でしたが、2019年の令和元年東日本台風以来、生活の糧となっていたシジミ捕りができなくなってしまい、体を使う機会がなくなってからはしきりに体力の衰えを口にするようになりました。
以前よりは少し瘦せて映りましたが、小柄でももともとが筋肉の塊のような方だったので今が普通なのかも知れません。
トラコ(♀)と仲の良いシロ(♀)やおぃちゃんにべったりのチビ(♂)も元気でした。巨体のチャトラ(♂)は相変わらず夕方に市街地からやって来て朝までおぃちゃんの所に居座り、朝ご飯を食べ終わると市街地に帰って行きます。
我が家のカミさんは相変わらず内外の猫たちのことで充分な睡眠もとれない日々が続いています。保護ねこのライチャ(♂)についても体に障がいがあるために敷物・他を汚すのでその日に何回かの掃除にとても時間がかかります。
加えてアイヨ(♀)の容態もひと時も目を離せない状況で短期のうちに胸部に水(体液)が溜まって眠れないほどの呼吸の苦しさにいびきのような大きな声が絶えまなく出てしまいます。
そんな訳で今日はカミさんが午前中にアイヨの水を抜いてもらうために病院に搬送しました。
カミさんは昨日からケージをビニールで覆ってアイヨ専用の酸素室を作るべく準備をしていました。そして、午後になれば病院のスタッフさんが我が家に訪れて酸素ボンベ・他の器具のセッティングをして下さる手筈でした。
しかし、スタッフさんが見える直前にアイヨは嗚咽のような大きな声をだして息絶えてしまいました。
(アイヨは昨年11月に乳首のガンの治療をしたこともあります)
過去~現在まで我が家にはいろいろな保護ねこが常にいます。そのときどきで様々な環境の中に放り出された猫ばかりなので、性格が荒んだ猫も多々います。しかし、アイヨは今までたくさんの子猫の面倒もよく見ていたし、数々の荒んだ性格の成猫にさえ驚くほど友好的に接してきました。
私自身もこれほどまでの猫とは出会ったことがありません。それだけに残念な思いです。