2010.05.29
まだ寒さが続いています。昨日も小雨が降り、今日は冷え込んで
ました。安定しないお天気・・・今日(29日)も支援物資や猫達のエサをたくさん積んで巡回しました。猫達のお世話をしている時でした。
ビーッと何か声がしました。お世話の途中だったので飢えてる猫達に次から次と缶を開けて食器に分けてる時で手が離せません。
するとまた声がしました。また子猫が捨てられたのでは・・・と嫌な予感がしました。今度はけたたましく響き渡る叫び声がして、
ビェーーーッ、ビェーーーーッ、これは只ならぬ悲鳴でした。
私はすぐに何か危険を感じ小走りで声がする方角を右往左往しながら、探し回りました。向こうにカラスの動きが目に入りました。
すぐに駆け寄りました。
泣き叫ぶ子猫が二羽のカラスに追い詰められ、必死の形相で、小さな腕を伸ばして命がけの抵抗をしていました。
私が来たのでカラスは少し怯みましたが、それでも諦めずに子猫を突付こうとしていました。カラスは二羽で左右から子猫を挟み撃ち状態、、、私は手で追っ払いました。
まだ生後2ヶ月位の子猫でした。体は震えて興奮状態、私が静かにゆっくりと手を伸ばそうとしたら、子猫はカラスと闘ってたパニックで私に激しい怒りの顔して唸りました。それでも
手をゆっくり伸ばして子猫の体に触れました。すると子猫は
小さな声で鳴いて、体の緊張がゆるくなりました。
すっと抱き上げると抵抗もせずに甘えるように手の中で丸まりました。人間が捨てた子猫だとすぐに分かりました。
人の手が掛かってる子猫、つまり家の中で産まれた子猫は人間を知っています。前にも言いましたが、土日の天気が悪い雨の日などは猫が捨てられやすいのです。人目に付かない時や場所を選んで捨てるからです。
特にこれからの時期はこうして捨てられ、人に気が付かれ助けられなければカラスに襲われたり、草むらに迷い込んで疲れ果て、飢えて食べれなくて衰弱して・・・体温を奪われ動けなくなって死んでいくという事が多いのです。
私が現場で猫達のお世話をしながらパトロールもしているのはこういう現実を恐れているからです。そして物言えぬ命が身勝手な人間によっていとも簡単に捨てられ、命を落としていく・・・
本当に人間が気づいてどうかしなければ、動物は苦しんでやられっぱなし、救われません。
なんとか危機一髪の所で助ける事ができて、
この場に自分が居合わせる事ができて、本当に良かったと思い、胸を撫で下ろしました。カラスにやられて内臓が食べられたり、頭の脳みそが全て食べられてしまってる子猫の死体を発見した事は何度もあります。
子猫が鳴いたからカラスが子猫を見つけて降りてきたのです。
鳴くと襲われやすいです。しかし、捨てられると不安にかられて必ず子猫は母親を呼び寄せるために大きな声で鳴き始めます。
いずれにしても、こんな悲しい目に遭わせる原因を作っているのは他ならぬ、人間です。
お蔭様で、この子猫は傷を負う事なく、寸前で救出できました。
寒さの中で少し風邪を引き始め、涙目になっていました。
他の猫達と混じって、持ち合わせのa/d缶をすぐに食べさせると
お腹空かしてて、ウーウー言いながら食べまして、左手をa/d缶の中に思いっきり突っ込んで食べてました。左手がベチャベチャになりましたよ。
子猫を保護したまま他の猫達のお世話やホームレスさん達巡回は
本当に神経を遣いながらで大変です。ホームレスさんも、子猫を見て、なんで捨てるかな~・・・と悲しそうに言います。ホームレスさん達も赤ちゃん言葉で子猫をあやして、頑張れよ~と言ってくれます。
帰宅してから、すぐに温かいミルクをたっぷり与えると、すぐにお腹が丸く膨れました。健康状態は食欲がありますので心配ありません。
有り難いのは、前回もそうですが、アイヨが子猫大好きで母親代わりになって一生懸命体をなめて、お腹にしがみついてくる子猫にお乳を吸わせているのです。(お乳は出ませんけど・・・)
我が子のように・・・とても面倒を見てくれています。
私達人間がこうした猫達から真摯に受け止めて学ぶ事は多いと思います。
いつも温かく見守っていただいて、感謝でいっぱいです。
皆様にお伝えしたい事やご報告はたくさんありますが、
どうしても今日のように先行してお伝えしなければならない事
を優先してしまいます。
また近々、色んなご報告をしたいと思います。手を怪我された方にはご支援して見守っていますし、その後のマリちゃんのお世話もしておりますし、アイヨの体調報告、近況など、必ずお伝えしていきますので、長い目で見守って頂ければと思います。
これからも時間に追われる慌しい毎日ですが、いつも皆様からの
応援に感謝しながら、頑張っています。
いつも本当に有難うございます。
保護した子猫も里親募集をして、優しい飼い主様と巡りあえるようにと願っております。
皆様どうぞ宜しくお願いします。
小西美智子