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多摩ねこ日記~1568

2020.01.30

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猫用の敷物を届けるためにママチャリでハナ達のいる所まで行きました。平日は人出も少なめでタロウ(♂)やチャー(♂)・他も視線に落ち着きがあります。
関係者の方が見えると、すぐに出て来るはずのハナ(♀)はしばらくしても姿が見えずに少し心配をしていました。しかし、今日はいつもとは違う方向からゆっくりと歩いて出て来たのです。

河川敷に設置してある水道からポタポタと漏れていた水を長々と飲み続けていたようです。その後にお腹を満たすとこの時期は貴重な日光浴を楽しんでいました。日影が伸びると、それに合わせて微妙に移動してまで日差しを満喫します。
日中は風もなく暖かく感じましたが、4時を過ぎると河川敷は急に風を感じて冷えてきます。

対岸のチビのおぃちゃんとも会えました。持病が悪化しないように摂生しながら、ときどき病院の指示に従って検診を続けているようでした。
チビはよく食べていて風邪もひかずに元気だとおぃちゃんは言います。今日は普段とは違い、私がそこにいる間はずっと植栽の中にもぐって同じ所を行ったり来たりしていました。
「モグラがいるんじゃないの」とおぃちゃんは言います。支援物資をお渡しして多摩川を後にしました。

多摩ねこ日記~1567

2020.01.27

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10月の台風直前から長くご無沙汰をしていたタゴのおぃちゃんを訪ねました。小屋は冠水し、私物の多くが泥にまみれて使えなくなったそうですが、台風以降のタゴのおぃちゃんに関してはときどきその被害の状況や猫に関することも耳にしたり、またおぃちゃんとも市街地で会う機会も何度かあって話も聞いていたので特に大きな心配もなく、多摩川で会うのは今日が久々ということでした。勿論、10匹近くの猫たちも全員が無事でした。

今日はトラコやミーだけがおぃちゃんと共に小屋の中で過していて、他の猫はすべて出払って姿が見えませんでした。しかし、夕方のご飯の時間になればどこからともなく全員が集まって来るのです。腹時計とは実に正確なものです。

小屋の中には猫たちが遊ぶためのサルのおもちゃが天井から吊るしてあります。まだ猫たちが小さな頃におぃちゃんが準備したものですが、ある日にこのサルを手にして「わぁー」とおぃちゃんが声をあげると、猫は驚いて逃げてしまったようです。以来、どの猫もこのサルのおもちゃを怖がって近づかなくなったようです。

また、おぃちゃんは去年の師走には付近に遺棄された衰弱した子猫を保護していたそうです。チャタロウと名付けて体力が回復するようにしっかりと食べさせて可愛がっていたのです。
しかし、夜になってタヌキに襲われ死んでしまったのです。チャタロウを口に咥えて走り去ったのを見たおぃちゃんは懐中電灯を手に追いかけて探し回ったところ、すでにチャタロウの息は切れていたそうです。12月30日の出来事だったそうです。

多摩ねこ日記~1566

2020.01.25

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お届け物があったので、バークレイ&フウカのおぃちゃんと会いました。おぃちゃんの所は10月の台風で大量の泥が堆積し、それまでの土地の高さより2~3m ほど盛り上がった地面の上で暮らしています。

自転車や諸々の私物の多くは泥の中に埋まったままで、もはや人力で掘り出すことは不可能なのでとっくに諦めています。今はテント暮らしですが、それでも日々の生活には困ることのないような落ち着いた暮らしをとり戻しています。

フウカの右目には異物が入ったのでしょうか。必要以上に瞬きをするのでおぃちゃんには目薬をお渡しして、後日また様子見して状態に問題があれば病院に搬送することにしました。おぃちゃんはプリペイドのスマホを持っているので、連絡をとり合うには何かと便利です。

約10kmほど移動して全身のマヒでも頑張っているタマ(♀)の所にも行きましたが、すでにいつもの給餌の時間を過ぎていたので、その姿は見れませんでした。ただ、変わりなく元気でいると聞いているので心配はしていません。
そばではパンダ(♂)が所在なげに歩いていました。以前のように猫に投石をする人がいなくなったからか、知らない通行人に対しての警戒心が多少薄れたように見えました。
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我が家のカミさんも毎日忙しくしています。多摩川の巡回を終えれば保護ねこの通院・入院などが多々あります。今日は3日間治療入院していたミツ(♂)を迎えに行きましたが(医療費¥45000)、昨年ミツを保護してからは約 21万円ほど治療費がかかりましたが、健康を保てるものなら何よりです。
足を痛めてかなりの長期入院となっているシャミ(♀)の様子も見てきたようです。また、他の保護ねこ用の薬をもらいに行くことも頻繁です。

多摩川、病院と慌ただしくして夕食を済ませると、すぐに強制給餌や複数の猫への投薬などが続き、排便の自覚症状のないライチャ(♂)の身の回りの掃除・他で、ほぼ立ちっぱなしの作業が毎日朝方近くまで続きます。

多摩ねこ日記~1565

2020.01.22

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台風(10月12日)後すぐにに訪れて、それ以後はご無沙汰していた猫に会いました。おぃちゃんは2匹の猫の面倒を見ていましたが、台風の当日は早くからの激しい雨風で猫の姿はすでになかったそうです。

翌日の10月13日には猫とおぃちゃんの居た場所は小屋も流され、土砂と水が溢れていて近づくことさえできなかったようです。土手に避難していたおぃちゃんが元の場所に戻れたのは4日後の16日だったそうです。

2匹は辛うじて流されずに持ちこたえたトチの木に登ったままで、声を枯らして鳴き続けていたとの事です。おぃちゃんが下りてくるように声をかけても怖い思いをしたからなのか、なかなか木から降りようとはしなかったそうです。

2匹にとっても大変な経験でしたが、命は助かりあれから約100日が経過した今ではひっそりと目立たぬ場所で平穏をとり戻した暮らしが展開されています。

多摩ねこ日記~1564

2020.01.18

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前回、台風後に伺ってその時は出会うことのできなかった猫に会えました。元気だとは聞いてはいても、今も倒木にガレキが絡みついたままの風景の中では直接その姿を見るまではなかなか安心できないものです。

リボン(♀)はホームレスのおばちゃんが作ってくれた猫小屋を寝床にして長年暮らしています。台風時にはリボンが暮らしていた河川敷は完全に濁流にのまれてしまいましたが、夜とはいえ少しずつ高い場所に逃れられるよう見通しの良い地形が幸いしたのだと思われます。
お世話しているおばちゃんやその関係者の方も健気なリボンの姿を見ては顔を見合わせて今日一日を生きてこれた事に感謝しています。今夜は特に冷えそうです。猫小屋用にと長時間対応の使い捨てカイロをたくさんお渡ししました。

少し離れた場所の他の名前のない猫4匹もその元気そうな姿を見せてくれました。見知らぬ人だとすぐに隠れてしまいますが、関係者だとどこからともなく出て来ます。頭上を舞う小雪を見ながら、多摩川中流域を後にしました。

多摩ねこ日記~1563

2020.01.16

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ペケたちがいる所に行きました。2011年8月にペケとタロウを可愛がっていたおぃちゃんが体を悪くして施設に入り、その翌月には国交省から依頼された業者が小屋を解体して処分しました。

タロウはすぐそばでハコ(♀)とトラ(♀・行方不明)の面倒を見ていたおぃちゃんの所に合流してご飯をもらっていました。一方のペケはしばらくの間はその付近にいたのですが、そのうちに約300m ほど離れた中州の雑木林に棲むようになり、ご飯を食べるときだけタロウなどがいるおぃちゃんの所に通っていたのです。

おぃちゃんのそばは雨風を凌げて温かく過せる場所がいくらでもあるにも関わらず、ペケは猫小屋もなにもない雑木林の中に頑ななまでに棲み続けたのです。
ところが、今までの大規模な台風でも持ち堪えてきた雑木林が、去年の台風によって中州ごと消えてしまいました。

そんな訳で今のペケは約8年間の雑木林での生活を離れ、ハコやラビがいる場所 (現在は倒木やガレキの山) でいっしょに過ごしています。タロウやハコなどの面倒を見ていたおぃちゃんは去年の7月に福祉を受けて多摩川を去りましたが、引き続きボランティアの方がお世話をされています。
やはり、元々のこの場所の目の届く場所にペケがいることは安心できるようです。

タロウは数年前からこことは離れた場所に自主的に移動してしまいましたが、いずれにしても全員が元気に暮らしています。

多摩ねこ日記~1562

2020.01.14

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土手の傍に棲むクロ(♀)のいる所を通りがかりました。毎日まめにおぃちゃんが離れた場所から通って来ては溺愛しています。おぃちゃんは10月の台風の当日は心配でクロの様子を見に来ようと、いったんは夜に出かけたそうですが、強い雨風に足をとられてとてもクロがいる所までは来れないと諦めたそうです。

この地域では濁流とガレキは完全に土手まで届きましたが、土手を越えれば視覚的にも市街地まで逃れられるので助かったのでしょう。
最近では300m 程離れた場所にいる三毛猫もやって来てご飯をもらっています。おぃちゃんは猫に対しての当たりがとても優しく物静かな方なので三毛猫も安心しているようです。

多摩ねこ日記~1561

2020.01.10

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久々にチビのおぃちゃんと会いました。内臓に持病のあるおぃちゃんですが、福祉を通してまめに病院で検査をしていて摂生もしている様子で安心しました。
チビもよく食べているようで元気でした。夏はウェットフードを好んでいましたが、寒くなるとドライフードばかりを食べているとおぃちゃんは笑います。

今まで使用していたテントの生地が薄くて、夕方から朝にかけては寒くてなかなか寝つけなかったようです。そんな事もあって施設に入所した仲間のおぃちゃんに譲ってもらったというかなり丈夫そうなテントに張り替えていました。
それでも底冷えのする寒い夜は我慢できずにカセットコンロの火を点けてテントの中を温めることもあるそうです。しかし、そうすることによって外気とテント内との温度差が生じて、結露という現象が発生します。テント内の物に水滴がついて、やがてはびしょびしょに濡れてしまうのです。
次回は毛布を2枚をお持ちすることを約束しておぃちゃんと別れました。

電車で帰宅した私は再び多摩川にでかけ、ニコ(♂)のおぃちゃんにも会いました。辺りは日没直後で黄金色の大きな月が顔を出していました。さっきまで小屋の中で寝ていたニコでしたが、いつものように夕方の時間になると外に出て来ます。 

我が家のカミさんも普段の多摩川の猫のケアに加え、かなりの長期入院になっているシャミの様子を見たり、他の保護猫の通院や不定期通院、自宅での投薬のための医薬品をもらいに行ったりと時間に余裕のない日々を送っております。

多摩川での作業や動物病院・買い出し、他。保護ねこのケアは午前4時頃まで続いていて慌ただしい毎日です。
ご挨拶状やお問い合わせ、お礼など、他についてそのすべてに対応しかねますことをご理解下さい。
不義理をしておりますがご了承お願い致します。

多摩ねこ日記~1560

2020.01.09

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去年10月の台風は過去の大きな被害をもたらしたどの台風よりも、さらにそれを上回る被害でした。近年では2007年9月と2008年9月に猫とおぃちゃん達にとって大きな被害がありましたが、その時でさえ被災後はおぃちゃん達が泥だらけの私物などの片づけをし、一週間~10日くらいすれば個人差はあるにしても次々と小屋が再建されていました。

しかし、今回の台風では資材となる廃材などがことごとく流されていて、小さな小屋を作るだけの材料が手に入りません。そんな訳で小屋を作ることができた方はほんの一部で、他の多くの方は小さなテント暮らしです。10月、11月は何人かの方にテントが買えるだけの支援金をお渡ししたこともあります。

辛うじて小屋が流されずに済んだものの、泥だらけの残骸を片付けながらその傾いた小屋を再利用しようとしている方もいます(NO,1)

また、申し訳程度の小さなブルーシートを木の枝の骨組みに引っ掛けて、その中をテント替りにして暮らしている人もいます(NO,2)。

そして、激しい流れで地形が変わってしまい、流木や倒木のある足場の悪い場所にテントを張っている方もいます。ある程度の敷物があっても、この時期は地面から外からの冷え込みは厳しいものがあります(NO,3)。

あの日の夜にミー&タカを失ったおぃちゃんは頑張って小屋を再建中です(NO,4)。ひと休みするときは、いつも小屋の前に置いた椅子に座ってミーやタカにあれこれと言葉をかけながら可愛がっていたあの光景は今となっては遠い昔のことのようにも感じます。時間は元に戻らないからそう思ってしまうのでしょう。

多摩ねこ日記~1559

2020.01.06

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台風で不明になったイッチャン(♀)がいた所に行きました。残された複数匹の猫のその後は全員元気に過ごしています。辺りはガレキが絡みついた倒木が川べりに沿って数100m続いています。そんな足場の悪い所は猫とおぃちゃん達が暮らしている場所だけで、一般の方が通りがかるような所はガレキや泥がきれいに撤去されています。

この場所にはずっと以前から猫たちを可愛がってくれる複数の方が時間差で、またある時はたまたま重複したりして給餌に来てくれます(勿論、ホームレスの方が主体です)。冬場のこの時期ということに加え、それなりにたっぷりと食べることができるのでどの猫も太って映ります。
雨風を凌げる場所もあるので猫の表情や動きに必要以上の緊張感がなくてとても穏やかです。

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